株式会社サークルテクノス 代表取締役 田崎 和人

経営労働委員会の様子
経営労働委員会 集合写真

【同友会における委員会活動について】

同友会への入会から経営労働委員会へ

私は2013年創業と同時に東京同友会杉並支部に入会しました。経営に関しては全くの素人であり、勉強して行かなければと思ったからです。自社の業務量も増えて行き、社員も雇用し出すとそれまでとは違った様々な課題に直面します。『目の前の作業』に没頭する日々の中で、そもそも『経営者の仕事』とは何なのかも判らない。将来への不安しか無い自分を変えたいと思い、経営労働員会が主催する【経営指針成文化セミナー】を受講しました。このセミナーは自社の経営理念を作り、ビジョン・戦略・方針を決めて行く勉強の場です。

5か月間、徹底的に自分や自社と向き合い、経営者としての『在り方』を学び、仲間と一緒に経営理念を作り、何より大切な『経営者としての覚悟』を決める事が出来ました。揚々とした気持ちで経営理念・経営指針を自社に持ち帰った事を今でも覚えています。

でも人間はそう簡単には変われません。すぐに日常生活に飲み込まれ、せっかく学んだ事を継続しなくなる事は判って居ました。そこでセミナー終了と同時に主催である経営労働委員会に入り、関わり学び続ける事を選びました。

その後サポーターを4年、昨年までセミナー自体のサブプロジェクトリーダーを拝命し運営をお手伝いしながら受講生の場をお借りして学びを継続してきました。

自社の課題は今尚多くあります。ですが、以前と違いそこに不安は有りません。どこを目指すのか、その為に何をしなければならないのか、が理解出来ているからだと思います。

この間、理念を軸に10年後の自社の有りたい姿を明確にし、それを基に財務を含めた戦略をねり、社員と共に進めて行く会社に変貌していきました。全社員に経理公開し、今では数値計画を含めた様々なオペレーションを社員が中心になって取決めています。受講時から比べると売上も利益も大幅に伸びました。この様に受講をきっかけに委員会活動で多くのリソースを取り込み、自社の経営に大きく貢献できる学びを得る事が出来ました。
昨年新しく小規模や個人、スタートアップ経営者の方が学ぶ【経営姿勢確立セミナー】が創設され、その初代プロジェクトリーダーに任命され新たな取組も始まっています。まだまだ学びは続けていこうと思います。

社員とともに共育委員会へ

しかし昨今は、戦争や物価高騰、パンデミック等の外部環境の激変もあり経営者一人が学ぶだけでは社内外に山積する課題に適時対応する事が難しくなってきました。社員達も学ぶ必要があるフェーズに弊社も変わってきました。そこで共育委員会が主催する社員共育セミナーに参加して貰う事にしました。幹部コースから入門コースまで様々なセミナーに参加して貰う中で社員自身が学び、気付き、研鑽を積んでくれています。仕事に取り組む姿勢や経営理念への理解が深まり、自走する組織へと変化して来ています。その中で社員どうしが『仲間を褒め合う』習慣が自然と出来上がってきました。皆が皆を成長させてくれる。とても嬉しく思います。

社員も同友会へ

そして前期2名の社員が『同友会に入って学びたい』と言い出し自主的に入会してくれました。社内に共通言語が増えて今まで以上に共育ちが出来る環境が整って来ています。

自社のフェーズや課題に応じて、より適した学びを得られる所が同友会の委員会活動の最大の魅力です。会社は経営者一人では変わりません。社員達が成長する事で会社は比例して成長していくものだと実感しています。そして何より我々経営者が率先垂範で愚直に学び、成長して行く事こそが、不確実な時代に会社を維持発展させ得る最大の要因なのではないでしょうか。

皆様も積極的に委員会活動に参画し『よい会社、良い経営者、よい経営環境』を作って行きましょう。


株式会社サークルテクノス 代表取締役 田崎 和人

株式会社サークルテクノス

代表取締役 田崎 和人

経営労働委員会 副委員長
経営姿勢確立セミナープロジェクトリーダー
共育委員会 委員

会社紹介

大型施設から一般家庭まで対応する建築設備業をメインに内装仕上及びデザイン・外装作業まで幅広く対応しています。
一体型トイレ専門サイト『トイレのスマート革命』運営会社です。