杉並支部1月勉強会報告
東京中小企業家同友会杉並支部・西武信用金庫杉並区内9支店共催
なぜ多くの企業経営者がSDGsに関心を高めているのか
~地球が抱えている課題と企業の責任~
日時:2020年1月22日(水)
講師:SDGsライター/ACT SDGs管理人/DIVEST SHIBUYA!リーダー/渋谷区SDGs協会発起人
松尾 沙織氏
会場:杉並区立産業商工会館
1月22日、「なぜ多くの企業経営者がSDGsに関心を高めているのか~地球が抱えている課題と企業の責任~」と題して、講師にSDGsライターでACT SDGs管理人の松尾沙織さんをお招きして開催いたしました。今回は、西武信用金庫杉並区内の9支店との共催ということで、参加者46名でその半数近くが会外からということで非常に盛況でした。
講演は気候変動やプラスチックごみ問題など環境面から、日本と世界が抱える問題を数多く指摘し、なぜいまSDGsなのかを詳しくお話を頂きました。私の印象だと、ごみの分別などの仕組みや環境負荷を軽減させる技術力などから、日本は環境先進国だと思っていました。ところが、日本のプラスチックリサイクル率はたったの27%(それ以外は焼却されている)で、そのうち7割は中国や東南アジアなどの海外に輸出されていることに衝撃を受けました。また、日本近海のプラスチック濃度(汚染)は世界平均の27倍だそうです。
今後、SDGsを生まれた時から知っているSDGsネイティブが増える中、企業の姿勢で商品やサービスを選んだり、就職先を選んだりする時代がすぐ目の前に来ていることを実感しました。今すぐ、自分の家族、コミュニティーで取り組めることは何なのか、明日から会社で取り組めることは何なのか、非常に考えさせられた良い例会でした。
次回の杉並支部2月例会は、SDGs第二弾として杉並支部会員である社会福祉法人いたるセンターの谷山理事長に来ていただいて、SDGsの実践と題してご講演いただく予定です。2月18日杉並区産業商工会館で開催されます。お楽しみに。
マルチピュアジャパン株式会社
代表取締役 髙橋 洋光
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