新宿・中野・杉並合同例会(主催:新宿支部)報告

金融機関が見る融資審査のポイント

日時:2023年6月20日(火)12:00〜 ランチ交流会/13:00 〜15:00 例会
講師:株式会社 日本政策金融公庫
会場:東京中小企業家同友会 会議室 及び Zoom

経営者にとって、資金繰りは常に悩みの種ですが
原材料価格の高騰、ウクライナ危機、円安から物価上昇が止まらないといった
現在の厳しい経済環境の中で、
皆様はどのような課題解決に取り組んでいますでしょうか。

6月の杉並・新宿・中野3支部合同例会では
日本政策金融公庫の方に、この厳しい現況を乗り越えるための
融資制度や審査のポイントをお話しいただきました。

日本政策金融公庫は
融資先として約9割が小規模事業者および個人事業主であり、
中小企業を支援する様々な取り組みをしています。

コロナ禍における厳しい社会状況の中で膨大な融資の相談に対応し
約88万先だった融資先が、約119万先となっています。

コロナ禍から現在に至るまでの政府の景気判断、
2022年度のGDPは2年連続でプラス成長と
物価は上昇する厳しい状況の中でも、
小企業の景況が持ち直しの動きがみられます。

そのような現況を共有していただきながら、
経営資源としての「ヒト」「モノ」「カネ」から、
以下の着眼点に関して、審査のポイントを解説していただきました。

①ヒト・・・信頼性、謙虚さ、決断力・責任感、計数観念
②モノ・・・製品(商品)力、技術力、サービス、販路
③カネ・・・売上高、利益、自己資本、借入金、貸付金・仮払金
経営者にとって、継続的で且つ拡大する経営を行うために必要な要素を学べる内容でもありました。

融資を受けた企業実例および受けにくくなる実例もご紹介いただき、
自社の現状と比較分析される方々も多かったかと思います。

創業される方向けや事業承継に取り組む方向け、ソーシャルビジネス事業者向けなど、
主な融資制度および相談・申込の手続きも網羅的にご説明いただき、
資金繰りへの課題に対するソリューションとして、実践的な参考になる学びの場となりました。

金融機関が見る融資審査のポイント


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