3代目若手社長が目指す100年企業への道~自社商品開発への新たなる挑戦~
杉並支部6月勉強会予定
日 時:2024年6月27日(木)18:30~21:00
講 師:赤羽立矢氏 株式会社総和 代表取締役
会 場:阿佐ヶ谷地域区民センター第1・2集会室 および Zoom
住 所:杉並区阿佐ヶ谷1-1-1
参 加 費:会員1,000円(税込)/ゲスト2,000円(税込)/オンライン1,000円(税込)
参加者の感想
6月27日(木)に我らが同友会杉並支部 株式会社総和 代表取締役 赤羽立矢氏の「3代目若手社長が目指す100年企業への道~自社商品開発への新たなる挑戦~」と題しまして、発表を頂きました。
赤羽社長は28歳の時に株式会社総和代表を引き継ぎ、現在3年目の若き社長です。大学では火災報知器の基礎研究を専攻し、卒業後は教育関係会社に就職されていました。30歳までは好きなことをやって良いが、30歳超えたら代表を引き継ぐ、という前社長との約束で他企業に勤めていましたが、
前社長の健康状態が継続には難しい状況となってきた為、約束を早めて社長に就任されました。
株式会社総和は立矢氏の祖父が1971年に起業した繊維会社で、メインの商品は「テープ」ということです。
繊維のテープ?とは何を作っているのだろう・・・と初めは想像が難しかったのですが、講演をお聞きしていくと、幅広い用途にビックリしました。
特に医療分野に特化されているということで、義足などを固定するテープやリハビリに使う用具等、依頼主の希望に合わせてどんな製品も作れる技術があり、その職人技に驚きました。
ミシンや縫製の機械も多種に渡り、複雑な形や用途に合わせて自由自在に作る様子に技術の高さを感じ、感心しました。
ただ、繊維業界は近年安い外国繊維業界に押され、日本製の繊維業界は厳しい状況に置かれている状況です。
また、会社を引き継いだものの課題は山積みで、職人さん達の高齢化、営業職の客と仕入れ品の囲い込み、パートさんには難しい作業に依る雇用の難しさ等、解決しなくてはならない問題を前に、
進んで色々な事を学ぼうとする姿勢に、前向きで素直な性格が感じ取れ、若き社長は会社にとって頼もしい存在だと思いました。
若い社員やパートさんを雇い入れる為に、扱いやすい新しいミシンの導入をし、営業職の個人在庫囲い込みを避ける為に定期的な会議と在庫報告、高齢化した社員さんの定年後の再雇用と
持っている技術の継承等、会社を継続していく為に色々な試みに挑戦しておられます。
この度、若い新入社員さんが1名入社されることが決まった、という嬉しいご報告もありました。
更に自社独自の商品を造り、社員たちが自分の会社に誇りを持って働いていくことを目標に、オリジナル商品の開発に取り組んでいます。
アイデアの出し合いも社内の雰囲気づくりに一役買っているよう様子に、自分たちも楽しんで自社商品を作り上げていくことは一石二鳥だと感じました。
100年企業を目指して、若き社長の活躍が期待されます。
株式会社 日鉄不動産
代表取締役 髙林 節子
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